【各社トップが語る2019】河村電器産業、既存事業に磨きをかける

取締役社長 水野 一隆

2018年の日本の経済を振り返ってみると、設備の老朽化、自動化などを背景とする堅調な設備投資、高水準の企業業績による緩やかな回復基調が続いた。

しかし一方では、西日本豪雨や北海道胆振東部地震など大規模災害が企業活動に大きな影響を及ぼした。また少子化、高齢化の進行による労働力不足に対して、労働環境の改善や新しい働き方が強く求められている。

当社としてはこの機会をチャンスと捉え、ものづくりの在り方を再検討し、生産効率の向上に挑戦し、働き方を今一度見直す活動をおこなっていく。

電気の安全・安心の使命に加えて「防災」や「スマート」というキーワードで、既存事業の付加価値を高めるとともに、従来の技術やノウハウを生かして新商品開発をおこない、新しい価値を市場に届けるという試みもしている。それが、昨年に発売した「樹脂プレート付感震リレー」や、宅配ロッカー「BIZBO」などだ。

来年度は、われわれ電設資材業界においても、東京オリンピック関連でビルや商業施設、宿泊施設などの電気設備物件がますます増え、会社経営の追い風となるはずだ。そこで、わが社としては既存事業により一層磨きをかけ、さらなる品質向上と納期の対応を強化し、皆さまに貢献できるよう、そういった機会を確実に掴んでいけるよう万全の体制で臨む所存だ。

また当社は創業から一貫して電気の安全を守る受配電設備をつくり続けて今年百年を迎える。大きな節目となる19年を契機にもう一度、社会に対する存在意義を見つめなおし、時代の変化に対応して、これからも電気設備の新しい分野を切り拓いていく。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG