【各社トップが語る2019】ソルトン、競争力あるコネクタを提案

代表取締役社長 志賀 彰

2018年12月期の売り上げは前年度比約8%増で終わった。主力のコネクタ販売は、PV(太陽光発電)向けが収束するなかにあって、半導体製造装置関連、工作機械向けなどが伸長し、売り上げを支えた。

コネクタのうち、当社が販売総代理店として扱っているストーブリ エレクトリカルコネクタ社(マルチコンタクト社)製品が売り上げの大きな割合を占めるが、マルチコンタクト社のブランド力は依然高く、中でもこのところ、複合コネクタ「コンビタック」の売り上げが伸びてきている。

19年12月期の売り上げは、前年度比10%増で計画している。

今年度もストーブリの製品を中心に、アイコテック、シュレゲールの3社を柱にして取り組んでいきたい。

ストーブリでは、コンビタック、油空圧・流体カップリングに期待している。コンビタックには、各種サイズのピン・ソケットおよび同軸、光ファイバーなどの豊富なコンタクトがそろっており、電源から、微小信号電流まで用途に応じて幅広い組み合わせができる。また、電気以外にもエア用カップリングを組み込め、電源のユニット化、各種自動機、自動検査装置、ロボットなどあらゆる分野で使える。

17年から販売しているアイコテックの「ケーブル取り出しシステム」の拡販も強める。コネクタ付き標準的なケーブルにより、迅速な経路を確保しながら取り出せ、ケーブルグランドが不要なため省スペース・高密度配線が可能である。IP68の保護構造とEMCシールドにも対応できる。

昨年のJIMTOFで関心が高かったシュレゲールの操作用スイッチも、工作機械メーカーを中心に採用が進んでおり、引き続き活動を進める。今年も昨年同様、積極的に展示会に出展し、製品の浸透を図っていきたい。

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