東プレ「デシカント外気処理機」ZEB実現に向け開発、省エネ効果3割以上も

地球温暖化の進展により工場やオフィスの省エネが強く求められるなか、最近はエネルギー消費量を限りなくゼロに近づけたZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の検証も進んでいる。

ZEB実現には再生可能エネルギーの採用と同時に、省エネの工夫や発想の転換が大事となる。特にオフィスや工場の電気代の半分近くを占める空調関連の改善は重要。

東プレ空調機器部は、空調システムの省エネ対策としてデシカント外気処理機「デシトップ」を開発。その効果が認められ、ZEB実証建屋にも採用されている。

 

東プレは自動車のプレス車体メーカーとして有名だが、定温物流や冷凍車、冷蔵車分野では国内トップシェアを誇る。特殊空調のトップメーカーとしての一面も持っており、冷熱や換気、送風といった高い空調技術を駆使して開発されたのがデシカント外気処理機「デシトップ」だ。

デシトップは、冷温水や室外機といった熱源がいらない一体型ヒートポンプ式デシカント外気処理機。全熱交換器とヒートポンプ、デシカントローターを内蔵し、3段階で室内の湿度コントロールができる。

機器単体でも湿度制御によって省エネ効果が期待できるが、高顕熱ビル用マルチエアコンと組み合わせることでさらに効果は増大する。通常、エアコンは除湿と冷暖房を1台で行うため、温度を優先すると除湿不足で暑く、湿度を優先すると冷やし過ぎてしまうという弱点があった。それに対し高顕熱エアコンとデシトップを組み合わせることで、エアコンは温度制御主体の省エネ運転が可能となるとともに、デシトップによる快適な湿度環境を作ることができるようになる。

 

省エネ効果について、室内面積329㎡、換気風量1500CMHのオフィスビルで、全熱交換器とマルチエアコンで年間2万8738kWhかかっていたものが、デシトップと高顕熱マルチエアコンに変えたところ年間2万207kWまで削減し、30%以上の省エネとなる試算結果が出ている。

同社はデシトップの体験ルームを岐阜事業所(加茂郡川辺町下川辺372-7)と、関連会社の東プレ九州(福岡県久留米市田主丸町秋成150)に開設している。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG