デジタル時代の“産業の米”はデータである

2018年9月26日

日本ではかつて、産業発展に欠かせないもので大量に生産し消費されるものを「産業の米」と呼んだ。 冷戦時代には鉄鋼が、1980年代から90年代にかけては半導体が産業の米と呼ばれ、国を挙げて育成すべき分野、守るべき牙城とされた。 重要な技術情報の流出や外国企業の急成長、日本企業の舵取りの失敗などもあり、いまでは両分野ともに厳しい状況に追い込まれてしまった。ハードウェア中心のモノ売りからサービスを軸としたコト売りへのビジネスモデルの変化に加え、日本人の食生活の変化と米離れが影響してか、最近はめっきり産業の米という言葉自体も使われなくなった。   ▼2011年の世界経済フォーラム(ダボス会議)…