京セラ、接続不具合の防止機構を採用 0.5mmピッチFPC/FFCコネクタ発売

2018年8月7日

〜高耐熱 · 高速伝送対応により、車載機器の高性能化を実現〜

京セラは、接続時の不具合を防止する誤嵌合(ごかんごう)防止機構を採用した高耐熱・高速伝送対応の0.5mmピッチのFPC/FFC(フレキシブルプリント基板/フレキシブルフラットケーブル)用コネクタ「6892シリーズ」を開発し、本日より発売しますので、お知らせいたします。

近年、先進運転支援システム(ADAS)やコネクテッドカーなど、自動車のエレクトロニクス化に伴い、車載機器のさらなる高性能化が進んでいます。 そのため、車載インフォテインメント(IVI)や車載カメラ、レーダー等に搭載されるコネクタは、振動や高温などの厳しい条件下での動作だけでなく、高速伝送対応へのニーズが高まっています。

このような背景から本製品は、-40℃から+125℃までの広範な温度範囲対応に加え、最大3.75Gbps伝送可能な高速インターフェース規格「V-by-One HS」および「CalDriCon」(※1)に準拠する高速伝送を実現しました。

アクチュエータ(開閉部)に嵌合状態が確認できる窓の設置に加え、FPC/FFCの挿入が正しくないとアクチュエータが閉まらない「誤嵌合防止機構」を採用しました。これらにより、目視または自動光学検査装置(AOI〔※2〕)のどちらでも嵌合不具合の判別が容易になり、不良品の市場流出防止に貢献します。

当社は、市場ニーズに対応した高耐熱 · 高速伝送のFPC/FFCコネクタのラインアップ拡充により、自動車産業の進歩発展に貢献して参ります。

「6892シリーズ」の主な特長

1. 誤嵌合防止機構の採用により、不良品の市場流出を防止
アクチュエータの両端に嵌合状態が確認できる窓を設置。 さらに、FPC/FFCが正しく挿入されていない場合、アクチュエータがロックされない構造とすることで、目視またはAOIで嵌合不具合の判別が容易になりました。

①アクチュエータの両端に設けた窓から、嵌合状態を確認

〈目視の場合〉

〈AOIの場合〉

②正しく挿入されていない場合、アクチュエータでロックができない

〈目視の場合〉

〈AOIの場合〉

2. 自動組立ラインに対応し、作業効率化に貢献
ロボットによる自動挿入に適したアクチュエータの操作性を実現し、製造工程における作業効率化に貢献します。

3. 高いFPC/FFC保持力を実現
嵌合時、インシュレータの突起部分がアクチュエータの窓に入り込む構造になっており、ロックした状態でFPC/FFCを無理に引き抜こうとした場合でもロック部が壊れにくい構造になっています。

4. -40℃から+125℃までの広範な温度範囲に対応
-40℃から+125℃まで、車載機器に求められる高温 · 耐熱仕様に対応しました。民生機器用途など、+105℃仕様の汎用タイプもご用意しています。

5. 「V-by-One HS」/「CalDriCon」に対応(※1)
最大3.75Gbps伝送可能な高速インターフェース規格「V-by-One®HS」および、「CalDriCon」に準拠する高速伝送を実現しました。

6. 「グランド付きシールドFFC」にも対応
ノイズの影響を抑止し、インピーダンス · マッチングによる高周波特性を向上する「グランド付きシールドFFC」にも対応しています。

 

※1:「V-by-One」、「CalDriCon」は、ザインエレクトロニクス株式会社の登録商標です
※2: AOI= Automated Optical Inspection

詳細:FPC/FFC用コネクタ「6892 シリーズ」

出典:京セラ「0.5mmピッチFPC/FFCコネクタ『6892シリーズ』を発売」