エプソン、可搬重量6kgに対応の産業用ロボット2機種、国内受注を開始

設置スペースを約75%削減(※)できる「N6」、AC100V電源による稼働が可能な「T6」「Nシリーズ」「Tシリーズ」ラインアップ強化で工場の省スペース化や生産性向上に貢献

エプソンは、可搬重量6kgに対応した産業用ロボットとして、産業用小型6軸ロボット(垂直多関節型ロボット)『N6』と産業用スカラロボット(水平多関節ロボット)『T6』の2機種を2018年5月30日より日本国内での受注を開始します。

 

産業用小型6軸ロボット「Nシリーズ」は、エプソンが独自に開発した折りたたみ式アームにより、省スペースで効率的な動作が可能なロボットです。

発売中の「N2」に続く新モデル『N6』は、可搬重量を6kg、アーム長を1000mmへとロングアーム化しました。1000mmアーム長ながら、当社6軸ロボットの「C8XL(1400mmアーム長)」と同等の高さへアクセスできるとともに、棚との距離を詰めてロボット装置を設置できることから、設置スペースを約75%削減(※)することができます。

狭いスペースで棚の上段から下段まで幅広いエリアへアクセスできるため、工場の省スペース化に貢献します。主に小型電子機器部品や自動車電装小型部品の組立搬送やパレット上に小型部品を積み上げるパレタイジングなどの用途に適しています。

(※)当社6軸ロボットの「C8XL」との比較

産業用スカラロボット「Tシリーズ」は、本体とコントローラーを一体化させ設置の簡素化と使いやすさを追求し、モーターのバッテリーレス化により低ランニングコストを実現したロボットです。

新しいラインアップとして受注を開始する『T6』は、可搬重量6kgまで対応し、より重く大きな物品の搬送に対応しました。物品を一度に2つ持てるようなダブルハンドなどの重いハンド搭載も可能となり、工場の生産性向上に貢献します。

またAC100V電源による稼働が可能なため電源環境を気にすることなく設置することができ、工場の省エネルギー化にも貢献します。主に電子機器部品や自動車小型部品の検査工程への単純搬送などの自動化や、単軸ロボットを複数組み合わせた自動化ラインからの置き替えに適しています。

 

エプソンは、これからも自社の強みを生かし、さまざまな自動化ニーズに応えたロボットと、高度な作業に対応したソリューションの提供により、「ものづくり」を革新し小型精密ロボット分野におけるリーディング企業をめざしていきます。

 

■価格・受注開始日について

産業用小型6軸ロボット『N6』
型番:N6-A1000S
アーム長:1000mm
標準価格(税抜):2,400,000円
受注開始日:2018年5月30日

 

産業用スカラロボット『T6』
型番:T6-602S
アーム長:600mm
標準価格(税抜):894,000円
受注開始日:2018年5月30日

参考:エプソン「可搬重量6kgに対応した産業用ロボット2機種『N6』『T6』の国内受注を開始」

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