シュマルツ、16台のコンパクトエジェクタを1本のケーブル接続で一括管理

2018年5月16日

真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は、“インダストリー4.0”を実現する新たなデバイスとして、複数台のエジェクタを一括で管理可能なターミナル型エジェクタ「SCTMi」を開発、日本でのリリースを開始致します。

主な特長
1. 最大16 台のエジェクタ(真空発生器)を1つに連結
2. 省配線で接続・取り回し作業を簡易化
3. 遠隔でのパラメータ設定・状態監視が可能
4. 一括管理によりプログラム作成工数を削減

 

配線はたった1本、最大16台のエジェクタを一括管理

今回開発したターミナル式コンパクトエジェクタ「SCTMi」は、「SCPSi」と同等のエジェクタを最大16台、1つのユニットとして構成することが可能なコンパクトエジェクタです。1台のターミナル式ユニットに対し、必要な圧縮エア配管は1本のみ、かつフィールドバス上のIO-LINK マスタとの接続ケーブルも1本のみとなります。

これまでの「SCPSi」では、見える化を実現するために、1台のエジェクタにつき各1本の配線と配管が必要でしたが、「SCTMi」を使用することにより、リード・プラグ・周辺機器などの接続部品の数を最少化し、ケーブル接続や取り回しの作業工数・コストを抑えることが可能です。

更に「SCTMi」は、複数台のエジェクタを1つのIO-Link バスを通して一括で管理することが可能であるため、結果としてパラメータデータ取得のためのプログラムを簡素化し、作業時間や手間を削減することができます。

 

各エジェクタは個別に制御することができ、使用する工程に応じた最適な設定が可能です。また、自動エアセービング機能を有しており、消費エアを最大80%削減することが可能です。リアルタイムでのエネルギー消費量のモニタリングと、その結果の分析を行うことで、システムの不具合の早期発見といった予知保全を実現します。

「SCTMi」は自動車業界におけるボディショップ、アセンブリでのワークのハンドリングや、レーザー加工機などのさまざまな工作機械での鋼板ローディングのほか、金属製品・医療用器具など一般的な消費材のハンドリング工程でも使用されています。

「SCTMi」を使用することで多様なワークの搬送など個別の真空制御が必要になる工程に対応することが可能になり、また生産工程のタクトアップに貢献、さらに“見える化”のニーズにもお応えします。

<テクニカルデータ>
ノズル径:0.7mm~1.4mm、最大真空度85%、最大吸込量:16l/min~71.5l/min

▲アプリケーション

▲IO-Linkマスタとエジェクタの接続図

参考:シュマルツ「【新製品】省配線・省配管で使用可能!最大16台のエジェクタを一括管理できるターミナル式コンパクトエジェクタ!」