【各社トップが語る2018】EPLAN Software & Services「3D電気設計で製造連携」

代表取締役 井形哲三

インダストリー4.0の影響を受け、2017年は電気設計CADの3次元化がようやく認知され、CADデータが製造業と繋がっていなくてはいけないという意識に変わってきた1年であったように思われる。これからの3~5年で、今まで2次元図面で行っていた作業から3D電気設計、製造連動することで、詳細なパネル内レイアウト設計で製造まで連携していく。そして試作品を作らずに製造まで繋がるため納期は約5割から7割短縮となる。また、部品調達もCADからBOMを直接作成し、Eコマースにより世界から調達できる仕組みが可能となってくる。

昨今の技術者不足とノウハウの継承問題を解決すべく、当社は電気回路図の自動生成ができる「EPLAN Cogineer」を昨年リリースした。電気設計者がそれぞれ持っているノウハウや会社の資産をデータ化し、ライブラリに蓄積する。そして経験の少ない電気設計者でもクリック一つでそれを活用した電気回路図の自動生成が可能になる。さらに来年の春ごろにはクラウドベースでの対応も行っていく。

17年12月期の売り上げは前期比約25%程度増加しており、今後3年間ぐらいは毎年20%~25%ぐらいの伸び率で展開していきたい。昨年は名古屋に拠点を開設したが、今年の後半には大阪にも拠点開設を計画している。

販売パートナー戦略では、販売後のサポートサービスを行うために、エンジニアリング力の高いパートナーを増やしていきたいと考えている。

ホームページに今年2月頃、ブログサイトを立上げ、電気3D CADや「Time to market」などを、みなさまにわかりやすく見てもらえるようにしていく。人手不足の中で、ソフトウェアで設計を効率化し、手戻りを無くすことに貢献したい。

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