【各社トップが語る2018】ロックウェル オートメーション ジャパン「次世代搬送システムを訴求」

代表取締役社長 原澤泰之

2017年9月期の売り上げは、受注、売り上げとも2桁増となり、過去最高の業績を達成することができた。自動車関連のプロジェクトや水処理関連で大きく伸ばすことができ、また、オイル・ガス関係も受注自体の伸びはなかったが、売り上げは大きく伸長した。

18年9月期は1桁の後半ぐらいの売り上げ成長率を目標として取り組んでいる。

昨年11月のSCFで、次世代型リニア搬送システム「iTRAK」と「MagneMotion」を展示したが、生産性が飛躍的に向上すると好評価を得た。従来の回転駆動チェーン、ベルト、ギアを排除し、磁気的に駆動される複数のムーバを直線、および曲線の経路で独立して制御することが可能なピッチレス制御による精密でインテリジェントなモーションにより、搬送の効率化と速度を最適化。また、従来のシステムに比べ可動部品が少ないため、中断や停止がなくなるとともに、メンテナンスやダウンタイムが減り、従来の10倍の速度を実現できるのが特徴だ。

この搬送システムとロボットを組み合わせることで、ユーザーにとって更なる付加価値を生み出せると期待している。販売にあたっては、専任の担当者を配置し、包装機械アプリケーションなどの機械・装置メーカー中心に展開する。

17年から当社が提案している「コネクテッドエンタープライズ」のコンセプトとして、製造現場レベルのデバイスの健全性を診断することで予知保全につなげる「FactoryTalk Analytics for Devices」は、スマホで簡単に分析結果を知り、行動が起こせる。また、チームの生産性のためのアプリ「FactoryTalk TeamONE」は、スマホで生産診断のライブ情報を認知し、機器の問題を特定・解決に役立つ。今後もこうした提案活動を進めていきたい。

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