【2018年年頭所感】日本自動認識システム協会 会長 春山安成「次世代技術生み出す基盤に」

年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2017年はIoT、AI、ロボティクスなどの第4次産業革命分野の技術が益々先鋭化した年でありました。今後これらの技術がコネクティッド・インダストリーへと進化していくことでしょう。

さて当協会は、昨年も引き続き内閣府・経産省の進めるロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)に参画し、「明日のものづくり」と題した業界団体のパネルディスカッションを通じて、企業横断、オールジャパンでのものづくり機運を高めてまいりました。またIoT推進コンソーシアムとIoT推進ラボの一員としても活動を推進しています。当協会としてはこういった活動に参画していくことで、自動認識技術がIoTの重要な推進トリガーであるということを皆様に広く認識、理解していただける絶好の機会と捉えております。

また、普及啓発活動として、昨年2月の第14回自動認識総合展大阪に続き、9月に第19回自動認識総合展を東京ビッグサイトで開催いたしました。また第19回自動認識システム大賞では非会員企業様からの応募も増加、当大賞に対する認知度が一段と高まっていることを実感しております。応募作品の内容も多岐に渡り、自動認識技術の可能性を多角的に、また新しい視点で追求しており、甲乙つけがたい内容でありました。

一方、標準化活動につきましては、経済産業省からの受託事業として自動認識技術を基盤とした物流アプリケーションに関連したプラットフォーム作りを推進しております。自動認識システムは今後も既存技術にバイオメトリクス、マシンビジョン等々の新たな技術を複合的に組み合わせることにより、IoTやAIを活用した次世代技術が生み出せると考えており、その活用範囲は益々広がっていくことと確信しております。

当協会は昨年5月に第7期総会および懇親会を無事終え、新たな理事体制のもと業界および関連団体、省庁間の親睦を図って参りました。今後もより一層連携を密に具体的な事業の発展に尽力すると共に、会員企業をサポートしていく責務をしっかりと果たしていく所存です。

最後になりましたが、本年も皆様にとりまして良い年でありますよう心からお祈り申し上げますと共に、益々のご発展を祈念申し上げ、年頭のご挨拶と致します。

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