「第9回生産システム見える化展」2017年 7月19日~21日 東京ビッグサイト

ものづくり 品質 コスト 納期
革新・改善実現へ一手

人・モノ・設備・情報の見える化を支援する専門展示会「第9回生産システム見える化展」(主催=日本能率協会)が、7月19日~21日の3日間、東京ビッグサイト東ホールで開催される。開場時間は午前10時~午後5時、入場料3000円(招待状持参者、Webでの事前登録者は無料)。また、8つの専門展示会と特別企画で構成される「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017」や、「猛暑対策展」「気象・環境テクノロジー展」「文教と公共の施設フェア」なども併催される。同時開催展を合わせて国内外から約700社が出展し、3日間で約3万2000人の来場が見込まれる、大規模なイベントとなっている。

経営・現場の一体化 多品種変量生産
最新サービス提案

「第9回生産システム見える化展」は、ものづくりにおける品質(Q)、コスト(C)、納期(D)の革新・改善を対象にした専門展示会。

経営と現場の一体化、多品種変量(個別)生産が求められている昨今、企画・開発・設計・生産技術・調達・製造・物流・販売におけるエンジニアリングチェーン、サプライチェーンのさらなる連携を促進し、ものづくりの革新・改善を実現するための最新技術・製品・サービスが紹介される。

今回は31社(51小間)が出展。主な展示内容は次のとおり。

①製品と設備の見える化(MES/MRP/BOM/生産管理/スケジューラー/工程管理/在庫管理/購買管理/製造実績管理/ビジュアルサイン/運転・稼働状態監視/SCADA/FA/DCS/計測・制御機器/各種自動監視装置など)

②設計と生産の見える化(CAD/PLM/図面・文書管理/クレーム情報管理システム/デジタルモックアップ/2D-3D CAD連携/CAD・CAM・CAE連携/製造シミュレータ/工程シミュレータ/組立シミュレータ/設備導入シミュレータ/ロボットシミュレータ/MR/VR立体カメラなど)

③品質の見える化(品質管理/製品情報管理/検査機器・システム/測定・分析機器/画像処理/センシング/刻印機/レーザーマーカー/RFID/バーコード/トレーサビリティなど)

④ヒトと技術・技能の見える化(技術・技能管理/知識管理/ドキュメント管理/動画マニュアル/文書マニュアル/作業分析/人員計画/技術・技能教育/eラーニング/ヒューマンエラー管理/安全制御/製造業向け アウトソーシングなど)

⑤経営の見える化(ERP/CRM/SCM/コーポレートガバナンス/財務管理/業績管理/需要予測/BI分析など)

集中展示の「3Dプリンタの未来」には、50社(100小間)が出展。スキャナー・3DCADから3Dプリンタをはじめとする造形加工装置、そして造形装置を利用した出力サービスまで、3次元造形に関する製品・サービスを紹介する。

併催の「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017」には、465社(775小間)が出展。製造業・建設業の生産性向上、持続可能な社会資本整備、レジリエンス向上を目指し、「プラントメンテナンスショー」「インフラ検査・維持管理展」「非破壊評価総合展」「建設資材展」「事前防災・減災対策推進展」「労働安全衛生展」「防犯・セキュリティ対策展」「『空』の建機展」の8つの専門展示会と、特別企画「i-Construction特集」を同時開催することで、相互の関連性を最大限に引き出し、業界の枠を超えた技術・情報交流と商談を促進する場を提供する。

「次世代のものづくり」に特化 セミナーも多数

会期中は、次世代のものづくりに特化したセミナーが多数行われる。

主催者企画では、「IoT時代のものづくり革新とは」をテーマに、特別セミナーを開催。シスコシステムズの鈴木和洋専務執行役員による「製造業のデジタルトランスフォーメーション-コネクテッド ファクトリーのその先へ-」、ABBロボティクス事業部の中島秀一郎氏による「生産現場における人とロボットのコラボレーション」、中国電力の林司執行役員・電源事業本部部長(原子力安全技術)による「インバリアント分析技術とビッグデータを活用したプラント監視装置の開発」などの講演が行われる。

また、21日は、日本機械学会生産システム部門の共催による「日本機械学会セッション」を開催。「アデティブマニュファクチュアリングによる新生産システムの展開」「3Dプリンタを活用した価値共創による次世代スマートものづくり~SIP革新的設計生産技術分野における取組み事例~」「つながるサイバー工場CPPS研究分科会~IoT、AI、シミュレーションがもたらす2040年のものづくり像~」の3つのセッションが予定されている。

そのほか、出展者セミナーでは、富士電機「IoTへの取り組みと設備管理・保全におけるソリューション事例」、新川電機「ワイヤレス振動センサを利用した今後の回転機械の状態監視」、日産自動車「経営に直結! 自社で進める工場改革」、NEC「IoTを利用しグローバルものづくりのスループット向上を実現!」など、各企業が自社の取り組みや活用事例を紹介する。

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