日本NI、研究施設を新設

日本ナショナルインスツルメンツ(東京都港区、マンディップ シング コラーナ代表取締役)は1月25日、米ナショナルインスツメンツ(NI)がオースティン本社に新たな研究施設「NI Industrial IoT Lab」を開設したことを発表した。

同施設は、インテリジェントシステムを主要なテーマとし、OT(運用技術)、IT(情報技術)、そしてインテリジェントシステムの開発に取り組む企業を結び付けることを目的として開設。将来のニーズに対応できるだけの柔軟性を備え、マイクログリッドの制御や通信、製造向けの高度な制御、設備の予知保全といった分野に重点的に取り組む。

また、それぞれ異なる専門性を有する企業間の連携を促すことで、相互運用性の向上を図る。通信プロトコル、制御用のハードウェア、I/Oコンポーネント、プロセッシングエレメント、ソフトウェアプラットフォームのそれぞれを専門とする企業がこの施設に集結し、事業運営の方法を一変させるエンドツーエンドのソリューションを共同で検証する。

実際に動作するインダストリアルIoT技術、ソリューション、システムのアーキテクチャが展示され、施設内ではIICによるテストベッドをはじめとする様々なデモンストレーションが行われる予定。

デモンストレーションを行うことで、参加企業は革新的なソリューション宣伝するとともに、現実の課題を把握しているドメインエキスパートと議論を進めることができる。IIC、シスコシステムズ、インテル、PTCを含む多数の企業、組織が支援する。

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