中央電子「強みの通信制御技術を発揮」松井 達之 代表取締役社長

IoTによる「つなぐ、つながる」という新たな時代の流れの中で、当社のコンピュータ技術を中心とした計測・制御への取り組みが評価され、ユーザーからの受託開発依頼が増加している。半導体製造装置、工作機械などに代表される装置ではコントローラをオープン化して簡単につながるようにするという流れが強まっていることもあり、当社が約8年前から着目し提案しているEtherCATへの引き合いが増えている。お客さまの装置に当社が設計開発した専用コンピュータボードを組み込んだ提案をしており、一度採用になると継続的な取引として使ってもらえる。生産現場では、制御システムボードに加え、その周辺として医療現場で鍛えられた医療用機器搭載カートをベースとしたインダストリアルファニチャーの機器操作カートも引き合いが出始めている。医療用機器向けのカートであるが、これに蓄電池を搭載することで、移動しながらのクリーンルームでの利用や無線LANなども対応できる。さらに、頑強構造のため災害などに備えた非常電源用途としても利用可能だ。このほかセキュリティやネットワーク、サーバラックなど自社製品も新製品を投入したことで引き合いが増えており来年度も大いに期待できる。

通信技術、アナログ制御技術などは当社が昔から強い領域であり、しかも当社ぐらいの規模でこのような多彩な技術を有している会社は珍しいのではないかと自負している。

ここ数年は毎年、プライベートショーを開催し、当社の現在の技術・製品と将来の技術を披露している。ここで好評であったRFIDシステムは2016年度から社内でも使用開始している。17年も、特定顧客の開発案件を重点に置きながら自社製品の拡充に取り組んでいくとともに、さらに技術開発力を高め、お客さまへの提案を行っていきたい。

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