不連続戦線に異状なし(56) 黒川 想介

2016年11月2日

優秀な兵士より斥候に 顧客の内情を見逃すな 戦場の勝敗で運を天にまかせる司令官はいない。孫子の兵法書の最終篇にある「用間篇」では間諜、つまり、スパイを用いることの重要性について述べている。合戦ではもろもろの準備に要する時間やお金は莫大なものである。その上に勝敗は1両日で決まってしまう。勝敗の鍵は情報に有り。だから敵中に入り情報の入手や工作をする間諜(スパイ)は十万の大軍に値した。敵の力を弱める諜報工作や戦場での作戦の成否はくわしい敵情の入手にあるからだ。 孫子の兵法書が冒頭ではっきり言っている。戦争は莫大なお金がかかり、国の民から高い税金を取って苦しめる。だから戦争をやらないのにこしたことはな…