2016 Japan IT Week【秋】 2016年11月26日(水)~28日(金)幕張メッセ

〜8展示会 同時開催〜

■IT機器・システム一堂に クラウド、モバイル華やかに商談展開

クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT/M2Mなど、IT関連の機器・システム・ソリューションが一堂に集まる展示会「2016 Japan IT Week【秋】」が26日(水)~28日(金)の3日間、幕張メッセ(3~6ホール)で開催される。Japan IT Weekは春と秋、年2回開催されており、進歩が早いIT業界において出展者と直接対面して情報が得られる場として多くの情報システム部門、経営企画部門、マーケティング部門などの担当者の来場が見込まれる。高い注目度を背景に、2017年2月15日には第1回Japan IT Week関西も開催が決定している。

2016 Japan IT Week【秋】は、「第7回クラウドコンピューティングEXPO【秋】」「第6回情報セキュリティEXPO【秋】」「第6回Web&デジタルマーケティングEXPO【秋】」「第6回モバイル活用展【秋】(通称:スマートフォン&モバイルEXPO)」「第5回データセンター展【秋】」「第5回ビッグデータ活用展【秋】」「第4回通販ソリューション展【秋】」「第2回IoT/M2M展【秋】」のITに関連する8つの展示会の複合展。IT関連では下半期最大規模の展示会として注目を集めている。昨年と比べ、出展企業は約100社増加し、640社の参加を見込んでいる。開場時間は午前10時から午後6時まで(最終日は午後5時まで)。招待券持参で入場無料。

それぞれの専門展の概要と主な来場対象者(職種)は以下の通り。

クラウドコンピューティングEXPO【秋】は、クラウドコンピューティングに関する製品/サービスが一堂に出展する専門展。多数の企業の情報システム部門の担当者や経営企画、総務、人事、経理などのシステム利用部門の担当者、システムインテグレーターなどが多数来場し、出展企業と活発な商談が行われる。

情報セキュリティEXPO【秋】は、情報セキュリティ対策のあらゆる製品を一堂に集めた専門展。多数の企業の情報システム部門、経営・経営企画部門、監査部門、リスク・セキュリティ管理部門の責任者ならびに担当者が対象。

Web&デジタルマーケティングEXPO【秋】は、Web・デジタルマーケティングに関するソリューションを一堂に集めた専門展。各企業のWebマスター、Web担当部門、マーケティング部門、広報・宣伝部門、営業企画・営業推進部門、販売促進部門の責任者ならびに担当者が対象。

モバイル活用展【秋】は、スマートフォンやモバイルに関するあらゆるソリューション/サービスが一堂に出展する専門展。企業の情報システム部門、マーケティング部門、アプリケーション開発部門、経営企画部門、広報宣伝部門の責任者ならびに担当者が対象。

データセンター展【秋】は、サーバ、ラック、UPSといったデータセンターファシリティ、ネットワーク機器など、データセンター構築、運用に関わるソリューションを一堂に集めた専門展。データセンター事業者やデータセンターを設計するゼネコン関係者が対象。

ビッグデータ活用展【秋】は、近年注目を集めている「ビッグデータ」の基盤技術から活用ソリューションまで、あらゆる製品/サービスが一堂に集まる専門展。企業・官公庁の経営者・経営企画部門、情報システム部門、マーケティングの責任者ならびに担当者が対象。

通販ソリューション展【秋】は、通販事業をサポートするあらゆるシステムやサービスを一堂に集めた専門展。通販・EC事業者やネットショップ、小売店・アパレル、メーカーなどの経営者・EC部門・物流部門・マーケティング部門の責任者ならびに担当者が対象。

IoT/M2M展【秋】は、IoT/M2Mシステムを構築するために必要な、あらゆる製品/サービスを一堂に集めた専門展。本展にはメーカー、社会インフラ、流通・物流、通信・モバイル業界の企画・開発・システム部門の責任者ならびに担当者が対象。

8展示会とも年々規模は拡大傾向にあり、業界全体の市場規模拡大を反映している。

〜セミナー、講演も多数〜

■IoT導入・活用など取り組み事例紹介

開催期間中は業界をけん引するキーマンによるセミナーや基調講演、特別講演も多数開催される。

製造業関連では、26日(水)はパナソニック生産技術本部の井上博之本部長が「パナソニックが考えるIoT時代のモノづくり革新」をテーマに特別講演を行う。

インダストリー4.0に代表される、モノづくりの新たな潮流に対応し、IoTを活用したモノづくり革新の取り組みが進んでおり、IoT、ビッグデータ・AIなどを活用した、モノづくりのプロセス革新への取り組みと、それらを通じたパナソニックが目指すモノづくりの実現に向けた推進事例を紹介する。

さらに同日、ベッコフオートメーション川野俊充代表取締役社長は「インダストリー4.0最前線:Industrial IoTの導入とビジネスモデル」と題して特別講演を行う。インダストリー4.0の概要と最新動向を踏まえ、課題となっているビジネスモデルに例えば人工知能の活用でどのような解決を与えていくことが可能か事例を交えて紹介し、産業用ネットワークの代表例としてトヨタ自動車での採用で注目されているEtherCATの紹介も行う。いずれも受講無料、事前登録制。

セミナーでは、オムロンのインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー大塚隆史商品事業本部企画室長による「IoT時代に向けたオムロンのAutomation革新」が、27日に行われる。

製造現場のIoT化に必要なものは、『データの発生源』、『データの収集法』、『データの利用法』の3つであるとし、製造現場に立脚したオムロンが、最新技術やグローバルスタンダード技術を活用しながら制御進化と共にIoT化に取り組み、商品化している内容や、自社工場のIoT化の取り組み事例、同社が考える今後の製造現場におけるデータ活用の展望について紹介する。

製造現場側の視点以外にも、データセンター側の視点での特別講演として、26日にはさくらインターネットの田中邦裕代表取締役社長による特別講演「第4次産業革命で変わるコンピューティングの世界~データセンターを取り巻く大きなチャンスとリスク~」にも注目。

田中社長によると、AIやIoTによる「第4次産業革命」により、データ量は爆発的に増大し、データの保存・処理先としてデータセンター(DC)の重要性はますます高まっており、一方で、外資系企業のDC投資が活発な中、日本企業は消極的であり、このチャンスを100%生かせるかと懸念を感じる。このようなDCのチャンスとリスクを解説し、DCの未来を展望する、としている。

その他にも、デジタルマーケティング関連、サイバーセキュリティ、中国向けECビジネスなど興味深い講演、セミナーが多数開催される。全セッションとも事前申し込み制。タイムテーブルや申し込みは展示会HPから。

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