ロジテックINAソリュージョンズ(長野県伊那市、葉田順治代表取締役社長)は、9.7インチスクエアタイプの産業・業務用向け堅牢タブレットPC「LT-RT1090」を開発、8月4日に発売した。
同製品は過酷な環境にも導入できる耐衝撃・防塵防滴設計で、タッチ操作が可能なため、工場内端末、オペレータ向け端末などさまざまな用途に利用できる。米軍国防省の軍用規格「MIL-STD-810G」に準拠した耐衝撃落下試験(1.2メートル・非動作)にも合格し、VESA規格取り付け穴があるので、広く流通している固定部品を用いて、固定や設置が簡単に行える。
対応OSは「Windows8.1 Industry Pro(OS販売期間2028年4月30日まで)」および、「Windows7 Professional for EmbeddedSystem(同2024年9月30日まで)」、画面サイズもワイドタイプではなく、スクエアタイプのため、現行システムのハードウエアのみの入れ替えや新システムの移行など、幅広く利用できる仕様にしている。タブレット本体も2021年まで供給することを明言しているほか、顧客要望にあわせたカスタマイズや、HDDマスタ作成、用途に応じた設定後の出荷にも対応するなど、産業用途に適した仕様と対応になっている。
同社が所属するエレコムグループはエンベデット事業(組み込み機器)に注力しており、ハギワラソリューションズ、日本データシステムとあわせ、3社合計の売り上げ計画は今年度約90億円(前年度比30%増)を見込んでいる。