ローム 新チップ抵抗器量産へ 耐硫化性能が大幅向上

ロームは車載・産業機器・通信インフラなど硫化の厳しい環境下での用途に最適な新耐硫化チップ抵抗器「SFRシリーズ」を開発、量産体制に移っている。

自動車の排出ガスや、硫黄ガスなど、空気中にさまざまな形で存在している硫黄成分は、金属表面に吸着し、少しずつ硫化を引き起こしている。通常、抵抗器などの電子部品には、銀が使用されているが、長期的に硫黄成分にさらされると、電極部の硫化により抵抗値が変動を起こし、アプリケーションの故障を引き起こす場合がある。近年では、車載機器や産業機器などにおいて、アプリケーションの長期信頼性や安全性を高めるため、耐硫化への要求がますます高まってきている。特に生産現場では、タイヤの硫化工程などで非常に高いニーズがあり、フッ素樹脂などでコーティングをするなどの対策が講じられていた。

同製品は電極部にローム独自の構造と保護材料を採用し、耐硫化性能の大幅な向上に成功、車載機器や産業機器など硫化環境下で使用されるアプリケーションの長期信頼性や、安全性の向上に貢献する。

2015年より量産を開始、現在月産5000万個の体制で量産、生産拠点は、ROHM Integrated Systems(泰)Co.Ltd.(泰)およびROHM ElectronIcs PhIlIppInes,Inc.(比)。

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