東朋テクノロジー 電力線による伝送装置を開発

東朋テクノロジー(名古屋市中区、富田英之取締役社長)は、100V用の電力線を利用して画像伝送が行える通信技術を開発、電力線伝送装置「PLINE(ピーライン)」として販売を開始した。屋外でも使用できる国内初の製品。従来の画像伝送装置では専用の通信線を敷設する必要があり、費用がかかっていた。今回の製品では、既設の100Vの電力線を利用して画像を伝送することが可能となった。

電力線が配線されていれば、従来のLANケーブルやHUBなどの通信機器が不要。また、屋外の環境にも適合している。

通信速度は、最大240Mbps、実効100Mbpsと、動画転送も可能な高速通信を実現。

AES128bItの暗号化技術と、ネットワーク認証により、ネットワークのセキュリティ性を向上、独自のアルゴリズム改善により、耐ノイズ性が高く、通信が安定している。アダプタータイプと基板モジュールタイプが用意される。

屋外の駐車場、倉庫などを画像監視するIP監視カメラのデータ通信に適している。特に屋外に監視カメラを設置する場合、通信ケーブル、防水・防滴カバーなどを敷設する必要がなく、大幅に施工コストが削減できる。

その他、(1)工場内の制御系、計測系、画像系などのフィールドネットワーク(2)切削部センサーなどの配線を減らしたい工作機械の機内配線(3)センサーなどを多用するビニールハウスでの省配線などの利用が考えられる。

今後、単相AC200V、三相200V、DC24Vなど主だった電力仕様に対応する製品も開発していく。

初年度5000台の受注を目指す。

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