日本 ものづくりワールド 2016 24日まで東京ビッグサイトで開催 4つの専門展 過去最多2350社が集結

■製造業の課題解決へ一役 世界有数の最先端技術を体感

世界最大級のものづくり専門展「日本ものづくりワールド2016」(主催=リードエグジビションジャパン)が22日から24日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される。設計・製造ソリューション展と機械要素技術展、医療機器開発・製造展、3D&バーチャルリアリティ展で構成され、東・西ホールを使い2350社が出展。約8万3000人の来場を予定している。

「第27回設計・製造ソリューション展(DMS)」は、製造業向けITソリューションが一堂に出展する日本最大級の専門展で、380社が出展する。

設計・開発期間の短縮やコストダウン、グローバル化への対応などの課題解決に最適な製品・技術を効率的に導入・比較検討する場として、製造業の情報システム、設計、開発、解析、試作、製造、生産技術、生産管理、経営企画、品質、購買部門や経営者にとって欠かせない展示会となっている。

製品カテゴリーごとに次の九つの専門フェアを特設している。

CAD&PLM/PDM ゾーン、CAMゾーン、CAEゾーン 、3Dプリンタ/RPゾーン、3次元測定ゾーン、 SCM・ERP・生産管理システム ゾーン、図面管理・文書管理ゾーン、技術伝承・技術者教育ゾーン、設計・製造アウトソーシングゾーン。

特に、ハイエンドからデスクトップタイプまで多種多様な最先端3Dプリンタが数多くそろう。

ストラタシス・ジャパンは36万色フルカラー&最新マルチマテリアル対応3Dプリンタ、エイチ・ティー・エルは電子ビーム金属3Dプリンタ、シーメットは、業界最速3Dプリンタをそれぞれ出展する。

併催の日本ものづくりワールドの基調講演では、本田技術研究所四輪R&Dセンター執行役員の板井義春氏が、特別講演では、マツダの専務執行役員の菖蒲田清孝氏やオリンパス取締役専務執行役員の林繁雄氏、日本電気執行役員の松下裕氏、ファナック専務取締役の稲葉清典氏が行う。

「第20回機械要素技術展(M-Tech)」は、軸受けやベアリング、ねじ、ばねなどの機械要素や、金属、樹脂に関する加工技術を一堂に集めた専門技術展。過去最大の規模で東西ホールを使って約1600社が出展。このうち、海外からは22カ国・地域から約365社が出展をしており、前回から30%以上多い2500人の来場が見込まれている。

製造業の設計、開発、試作、生産技術、製造、メンテナンス・保守、品質、購買などの部門や経営者にとって、最適な機械要素・加工技術を効率的に導入・比較検討できる場として、欠かせない展示会となっている。会場は、潤滑材や耐摩耗コーティング、耐摩擦・摩耗材料、耐摩耗性工具、摩擦・摩耗試験機などが出展する新設の「摩擦・摩耗対策フェア」をはじめ、17の専門フェアを特設。

配管部品、ばね、表面処理・改質、モーション技術、機械材料・加工技術、バリ取り・表面仕上げ、モータ、微細・超精密加工、洗浄、油空圧機器、難削材加工、工具、機構部品・関連製品、大物・厚物加工、試験・計測機器/センサ、ねじ・締結技術、接合・溶接・切断フェアで構成されている。

また、北は北海道から南は沖縄まで約100の自治体・公共団体が出展し、出展社と合わせ、日本全国のものづくり企業が集結する。

■「第24回3D&バーチャルリアリティ展(IVR)」には、約80社が出展し、最先端の3D技術や超高精細の映像技術がその場で体験できる。製品カテゴリーごとに 3D CG、3D地図・GIS、3Dディスプレー 、3次元デジタイザの五つの特設フェアを設けている。

そのほか、3D・VR技術を活用したものづくり事例、ヘッドマウントディスプレーの開発事例、建築分野におけるBIM活用事例なども紹介する。

■「第7回医療機器開発・製造展(MEDIX)」は、金属・樹脂加工技術や、製造装置、装置部品、FA、計測技術、画像技術、包装技術、ITソリューションなど、医療機器を開発、製造するためのあらゆる技術を集めた専門展。

医療機器市場の拡大に伴い、異業種で培った高度な技術を持つものづくりメーカーの新規参入が相次ぎ、今回は約290社が出展する。注射器や体温計、人工臓器、カテーテル、MRI、生体情報モニタなどのあらゆる医療機器メーカーが多数来場し、活発な商談が行われるのが特徴。製品カテゴリーごとに、試作・加工技術、電子部品、試験・計測機器/センサ、OEMの四つの特設ゾーンも設置する。

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