CC-LInk協会(CLPA)とOPC FoundatIonは、製造現場の装置とITシステム間のインターフェース統一に向けて連携していくことで合意し、4月26日、ハノーバーフェアにて基本合意書を締結した。
CLPAが普及活動をしている産業用フィールドバスCC-LInk、産業用Ethernet CC-LInk IEは、アジアを始めとした世界各地の製造設備で採用されている。一方、IT技術を活用した高度な生産システムの実現が求められる中、実際の製造現場にはさまざまな装置が存在し、装置とITシステムの連携を実現するには多大なエンジニアリングコストがかかっている。
CLPAはまず、製造現場のデバイス情報を扱うプロファイルであるCSP+を拡張し、さまざまな装置のさまざまな情報を統一的に扱う仕組みを構築。
また、OPC FoundatIonとの協力のもとOPC UAモデルへのマッピングを行う。これにより、製造現場の装置とITシステム間のインターフェースが統一され、高度な生産を目指すスマート工場を実現するためのエンジニアリングコスト削減に寄与するとしている。