シナノケンシ 「ブランド認知を徹底」 金子元昭代表取締役社長

シナノケンシ 金子 元昭代表取締役社長
シナノケンシ 金子 元昭代表取締役社長
昨年は「産業向けシステム機器」に注力した。特に1台から購入できる標準品モータ「Plexmotion(プレクスモーション)」と、高速度カメラ・データロガー・モニターがオールインワンの「PLEXLOGGER(プレクスロガー)」が顧客に受け入れられた。

特にプレクスモーションは、20%近く売り上げが伸びた。モータ単体ではなく制御を交えた提案を行い、昨年7月には「サーボドライバとステッピングモータのセット(CSB-BZシリーズ)」を発売した。同シリーズはベクトル制御技術を活用し、「起動・停止時の高トルク」「低振動・低騒音」「低発熱による省エネ」を実現している。その結果、採用のハードルが特に高いと言われる医療用機器にも採用された。
また、特にロボット向けなどで組み込み機器の小型化ニーズの高まりを感じている。バッテリー電力供給型機器向けに名刺サイズまで小型・軽量化した組み込み型サーボドライバ「DDB33T」もカスタム対応のベースとして今年も注力したい。プレクスロガーについては、記録媒体にSSDを採用し、高速・大容量を両立させると共に、操作性を徹底的に追求した新製品「PL3」を1月から出荷開始する。これは技術担当を含めた当社担当者が直接顧客の現場に入り込み、ニーズを収集。顧客・営業・技術が一体となり開発。もちろんメーカーでもある自社工場でも活用し、導入効果を上げている。「PL1」から対応している日置電機社製データロガーとの同期機能を始め、他社との協業も積極推進したい。

当社は絹糸(ケンシ)業からスタートし、精密モータや、CD・DVDなど情報システム機器に対する技術蓄積がある。これらを生かすために、さらなるブランド認知向上に注力していく。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG