リタール 「加工センター設置を計画」 ローター・シュネレ代表取締役社長

リタール ローター・シュネレ代表取締役社長
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昨年の国内景気は、中国景気の減速もあり足踏みしたが、2016年はアベノミクスによる好循環の継続を背景に緩やかな回復基調を予測する声が多い。当社の15年12月期売り上げは、引き続き堅調なプラント系需要などに支えられ前年比増となった。産業界ではIoTやインダストリー4.0(I4.0)といったキーワードに多くの注目が集まった。

当社では昨年末、ドイツ本社のグループ企業であるキースリング社を母体として「リタールオートメーションシステムズ社」を設立した。同社は筐体用の切削・全自動配線加工機などを主力としているが、13年から当社の属するフリードヘルムローグループの一翼を担っている。この設立によりI4.0を見据えたバリューチェーンの構築に弾みをつける。

日本では神奈川県内に新たに加工センターを設置し、リタールオートメーションシステムズ製の加工機導入を計画している。これにより納期短縮や、より柔軟な顧客要望への対応を目指す。拡販についても営業所の新設を検討中である。当社主力のTS8連結式エンクロージャーシステムは、対称構造のモジュール方式を採用しており、さまざまな国際規格に対応。本製品の拡販を通じ顧客の国際標準化・IoTの推進にも大いに貢献ができる。昨年末のCOP21で、温室効果ガス削減で世界が合意したパリ協定により、今後ますます環境に留意した製品開発が加速すると信ずる。当社では昨年インバーター技術と空冷式熱交換器とのハイブリッド化により、年間の消費電力を最大で75%削減(当社比)した省エネクーラー「Blue
e+」を発表し、日本でも今年リリース予定である。この新製品で地球の温暖化防止に貢献しつつ産業界での要求に応え、16年の売り上げ拡大を加速していきたい。

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