安川電機 屋内移動アシスト装置を開発 介助者の負担軽減

ロボット介護機器「屋内移動アシスト装置」
ロボット介護機器「屋内移動アシスト装置」
安川電機は、超高齢社会で医療・福祉分野で不足する介助者の負担軽減を目的とした、ベッドとトイレの往復など、屋内の移動と立ち座り動作を支援する屋内移動アシスト装置を開発した。

同装置は、足腰が弱くなって歩行器への乗り移りが難しくなった高齢者に対し、自分の足で屋内を楽に移動できるように支援する装置。使用者が座位から立位に立ち上がる時に、サポートテーブル部がスイング・垂直昇降することで、立ち座りのために必要な力をアシストする。

駆動輪には同社のサーボモータを採用し、モータ制御で急な動作運動を防止。従来の歩行器では困難だった最小回転半径でコンパクトな旋回動作をアシストする。また転倒防止用ストッパーを設け、装置の横転および後転を防止する。これにより使用者の生活の質の向上だけでなく、介助者の負担軽減に貢献する。主に病院・介護施設・在宅における使用を想定する。今後、介護施設や評価機関において安全性や実用性の実証評価を行ったうえで、実用化に向けた使いやすさなどの改良を行っていく。

介護の分野では、ロボットやメカトロニクス技術を応用した介護支援機器の開発とその実用化が強く期待されており、同社は、長期経営計画「2025年ビジョン」でヒューマトロニクス事業分野の確立を掲げ、ロボット介護機器の開発・実用化に取り組んでいる。

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