富士通のIoTモデル 日本初IICのテストベッド承認 「工場の見える化」で高評価

富士通の工場の見える化をテーマとしたIoTのモデル「Factory Operations Visibility and Intelligence Testbed」が、米インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)のテストベッドとして承認された。

今回承認されたモデルは、工場の機器に装着したセンサーで、稼働情報などをリアルタイムに取得し、関連する製造計画や作業実績といったデータをクラウド上で統合して工場の見える化を実現するもの。富士通アイ・ネットワークシステムズ(山梨県南アルプス市、中村裕登社長)の山梨工場と、島根富士通(島根県出雲市、宇佐美隆一社長)の工場の実践とノウハウに基づき、同社がテストベッドを主導し、センサーや分析アプリケーションなどの企業と協業してエコシステムを構築。これをIICに提案し、日本初のテストベッドとして承認された。

IICに承認されたことを受け、さまざまな企業がこのテストベッド上で、例えば生産ラインの効率化に向けた分析機能などの付加価値を開発できるようになる。

同社はIICについて、2014年6月の第1回会議から参加。現在はステアリング・コミッティー唯一の日本企業として、ワーキンググループ運営や技術的な活動、IICの運営に積極的に関わっている。今後同社は、実践内容の評価と共通アーキテクチャーの策定、プロトタイプの構築・検証を進め、相互運用性の高いテストベッドで、多くのユーザーが短期間に検証できるよう取り組む。さらに、そこから得たノウハウを使ってソリューションの強化を目指すとしている。

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