ケイテック 「『考働』徹底で組織活性」 仲村一實取締役社長

2015年1月7日
仲村一實 代表取締役社長

仲村一實
代表取締役社長

昨年は円安がさらに進行し、上海・台湾の海外工場での生産が多い当社にとっては向かい風となったものの、売上げでは昨年比10%増程度を確保できそうだ。顧客に適正価格の交渉を行い、理解いただいたことも大きい。

当社では毎年新年に会社方針書を各社員に渡しており、2014年度のスローガンとして「実践」を掲げ事業を進めてきた。

これは武士道における一番重要な部分で、「克己心(こっきしん)」というキーワードにもつながってくる。自身の心、自己の怠けや邪心に打ち勝ち、これを徹底することで、組織が活性化し、業績にもつながると考えている。

ここ数年共通のテーマである「考働」という言葉に集約しているが、社員一人一人が自ら考え、仕事や会社、社会に対しどれだけ貢献できるかも継続して浸透させていく。

今年は商品開発でも結果を出していきたい。責任者を配置し、継続的に取り組んでいき、当社の実力が発揮できるニッチ領域で顧客が求めるニーズの前段階のテーマを探し出し、合致する新製品を開発していく。そのために3Dプリンタの活用も進めていく。実際に形にすることで、開発のスピードアップや、改善点の洗い出しの効率化が期待できる。価格、品質、使い勝手に妥協することなく、ユーザビリティを追求した製品を開発していく。

当社は配線資材としての結束バンド、クランプ、チューブ、キャップ、マーカーなどが主力製品であり、特定の用途にしか使えないように考えがちである。特にナイロンのケーブルタイなどは、「電線の結束用」という思い込みがあるが、既成概念は一切捨てて、広い視野で製品開発・市場開拓・用途開拓を進めていきたい。営業と開発の両面において、お客様に「ちょっとそれ見せて」と言わせることができる活動を実践していく。