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ワゴジャパン 「オートメーションに注力」 原田秀人代表取締役社長

今年1月1日付で常務・営業統括から社長に就任した。

2014年12月期の売り上げは、10%ぐらい上がり過去最高を更新することができた。為替の円安への進行もあり、輸出関連向けを中心に全ジャンルの製品が伸びて全体の底上げにつながった。

今期売り上げは最低7%増、できれば2桁アップをしたい。今年は半導体製造関連をはじめ、工作機械、ロボット関連など、全体として悪くない1年であると期待している。

今期期待しているのは、I/Oシステムや、スイッチングハブ、電源、信号変換器、リレーモジュールなどのオートメーション機器群である。中でもインタフェースモジュールは、15年前から日本の顧客ニーズで設計開発し、日本で生産している独自製品であるが、売り上げがここ5年増えつつあり、前期は約40%伸びた。I/Oシステムでは今年リニューアルする新製品の発売も予定しており、全体売り上げの15%を、30%まで高めていきたい。

一方、端子台/コネクタ群は国際規格対応で引き合いが増えている。特にレールマウント端子台は、当社のラインアップの豊富さにより高い競争力を有しており、今後も顧客サービスの充実を図りながら、日本でスプリング端子台の市場がさらに広がるようにアピールしていく。

国内市場では、PA(プロセスオートメーション)関係は海外向けが多くなってきているが、BA(ビルオートメーション)関係のビル、インフラ、工場向けには「DALI照明システム」などの省エネ提案を行っていくチャンスになっている。

昨年12月、名古屋営業所を移転し、ショールームも併設した。大阪、東京に続くもので、ショールームでの展示説明やセミナーなどの定期開催で顧客へのアピール効果が出ていることから名古屋で行っていく。さらに、仙台も移転して同様の取り組みを検討していきたい。