リレー 車載分野で大きな市場 ハイブリッドなど新需要も

リレーは、電気信号を受け機械的な動きに変換する電磁石と、電気を開閉するスイッチで構成されている。

日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計では、2013年度の市場規模は約1350億円で、14年度上期は前年同期比109・4%の722億円となっている。通期では同106・3%の1440億円を見込んでおり、1000億円を超える大きな市場となっている。

リレーはFA用から民生用、車載用と非常に幅広い分野で使用されている。

リレーの大きな市場となっているのが車載分野である。車載用はクルマの乗り心地向上とリンクする形で需要が増えており、高級車だけでなく、軽自動車など小型車でも1台に数十個が使用されている。自動車の生産台数が年々増えていることに比例してリレーの数量も増加し、加えてハイブリッドカーなどではエンジンとモーターを切り替える新たな用途も生まれている。

FA分野も安定した需要となっているが、PLCの生産台数が伸びていることで、内蔵するリレーの生産も増加基調で推移している。

リレーの種類は、FA分野でシグナルリレー、パワーリレー、ソリッドステートリレー、基板用でシグナルリレー、高容量のパワーリレーなどがあるが、半導体素子を用いたソリッドステートリレーは、小さな入力電力で大きな出力電圧を開閉することができる。また、微小負荷から150Aまで対応する無接点半導体リレー、アナログ信号開閉に適したMOSFETリレーなどもある。

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