スワロー電機 大型トランス好調で14年5月期売上げ10%増 利益も過去最高を達成

スワロー電機(大阪市東住吉区桑津2―6―32、TEL06―6719―8100、河原実社長)の2014年5月期売り上げは、大型トランスが好調に推移し、最新の高効率生産設備を導入したことなどから、前期比10%増となり、利益も過去最高となった。今期も大型トランスの拡販と新製品の投入を進め、さらなる増収増益を目指す。

同社は、電力分野向けを中心に各種の大型・中型トランスを販売している。最近は太陽光発電システム用の大型トランスが好調に推移して、前期の東京営業所の売り上げが同45・5%アップした。この結果、トランス製品売上高の30%を大型トランスが占めており「早期に50%まで高めたい」(河原社長)としている。

一方、大型のトランスの製造は巻線作業が難しく、かなりの時間と労力を必要としていたが、同社では、整列した密巻と、生産のスピードアップが図れる独自の加圧式巻線機を導入した。

この加圧式巻線機は、1000kVAクラスの大型トランスも従来の約2倍のスピーディーな密巻ができ、これまで1人で2日半かかっていた巻線工程を1日で行えるようになった。さらに巻き線時に、従来のように廃棄する銅が出ないようになり、原材料の無駄防止でコスト削減につながり、生産性も向上した。

同時に、送風能力を従来の約1・5倍と大幅にアップした大型乾燥装置も導入している。これにより、H種、B種などのトランスの乾燥時間が約30%短縮できた。一連の投資で全体の生産効率も30%アップした。

いま市場が拡大しているPV(太陽光発電)システムは、パワーコンディショナの出力回路でV(S)相を接続するために専用の絶縁トランスや、電力会社の系統に直結するための昇圧トランスが必要となる。同社では、こうしたPVシステムの旺盛な需要に対応するため、三相トランス、昇圧トランスなどのラインアップを強化している。

今期注力する新製品として、1台で二人の作業員が同時に溶接作業ができる「高性能インバーター直流溶接機
SAシリーズ」も発売した。

同社は、トランスの結線時間を大幅に短縮した、業界初のねじアップ式端子台トランスを発売するなど、高性能と安全性を兼ね備えた各種のトランスを業界に先駆け開発・発売している。

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