JECA FAIRの開催概要

2014年6月11日

国内最大の電気設備機器・資材・工具などの関連総合展示会である「JECA FAIR 第62回電設工業展2014」(主催=日本電設工業協会)が、5月28日から3日間、インテックス大阪(3・4・5号館)で開かれる。出展者数は204社、小間数594と、いずれも大阪開催では過去最大規模となる。国内から188社、海外から16社が出展し、海外の内訳は韓国9社、台湾3社をはじめ、中国、タイ、シンガポール、マレーシアから各1社が出展している。また、新規出展が28社となっている。開場時間は午前10時〜午後5時(初日は午前10時30分開場、最終日は午後4時30分閉場)。入場は無料(登録制)。

同展は毎年、東京と大阪で交互に開催しており、今年で62回目。電気設備機器・資材・工具などと、その流通・施工に関する日本最大級の総合展示会として、電設工業展の名称で開催されてきたが、2010年から名称を「JECA FAIR」に変更している。今回の展示会テーマは「明日を見つめる電設技術! 人と地球のエコライフ」。

エネルギー関連機器を展示
経済・産業活動や国民生活を支える社会インフラに極めて重要なライフラインである電気設備の安心、安全かつ効率的な提供を担っている電設業界では、さらなる高品質なバランスの取れたいわゆる「ベストミックスエネルギー」の構築利用に向けて、これからの低炭素社会の実現に大きく貢献できる業界として注目を集め期待されている。

こうした日々進歩する電設技術が現在の暮らしをよりスマートな生活環境へと導き、次世代が明るく飛躍するためのつなぎ役としての貢献が期待されている。

電気設備機器の技術もめまぐるしい進歩を遂げているが、とりわけ昨今の地球温暖化に対する世界的な関心の高まりにより、電気設備の果たす大きな役割に更なる期待が集まっている。東日本大震災の発生以降は、日本全体でエネルギー問題への関心が高まり、あらゆる面で「省エネ・新エネ・蓄エネ・創エネ」への取り組みが行われているが、同展には、こうしたエネルギーに最も関連深い電気設備機器が展示される。

再生可能エネルギー活用の急速な盛り上がりは、エネルギーの効率的な活用と合わせた具体的な運用となって動き始めている。スマートグリッドやスマートシティ構想の推進、電気自動車やハイブリッド自動車の導入加速などで、国を挙げた取り組みに発展している。

再生可能エネルギーの買い取り制度により、PV(太陽光発電)システムの導入が、企業から自治体、家庭に至るまで広がりを見せ、とりわけメガソーラー施設は遊休地や、工場・ビルの屋根の利用といった形で大きな需要を生み出している。

大阪開催では過去最高の規模
JECA FAIRは電気設備の展示会として、省エネ化や再生可能エネルギーの活用につながる取り組みを披露する絶好の機会として、出展者の意気込みは例年になく高く、大阪開催では過去最高の規模につながっている。

今回の出展製品でも、LED関連、太陽光、風力、電気自動車関連、スマートグリッドといった、新エネ・省エネ関係での展示が目立つ。

同展には、電気設備に関連する電線・ケーブル・絶縁材料、電線管・ダクト・ラック・レースウェイ・ポール・架線金物・地中線材料から始まり、電力機器・配電機器・キュービクル・制御盤・配分電盤・計器・計測器、配線器具・照明器具・光源、防災システム・自家発電装置・蓄電池設備・火災報知設備・避雷設備、通信機器・多目的情報管理システム・電子制御機器・工具・用具・保護具・ビル管理システムなどの電気設備システム、CAD、空調・環境設備、さらには太陽光・風力発電などの新エネルギー設備機器まで非常に幅広い製品が展示される。

展示だけではアピールしきれない出展製品や最新技術、企業紹介などを1社30分間で行う「出展者によるプレゼンテーションセミナー」が今回も3日間行われ、現在15社24講演が予定されている。プレゼンのテーマに、PVや省エネに関するテーマが多いのも特徴と言える。

さらに、会場内のスタンプポイントを回ると豪華景品が当たる「お楽しみ抽選コーナー」、「電設資材電子カタログ体験コーナー」、電設・電業協会の様々な活動や取り組みをパネルで紹介する「JECA取り組みコーナー」なども設けられる。

特別企画コーナーとして、JECAワット博士とカレントちゃんの『スマコミ』ガイドツアーもある。

国民生活を支えるライフラインを担う電気設備業界は、電力供給事情の変化や節電ニーズへの対応、さらには中長期的課題である低炭素社会の実現に向け、積極的な役割を果たしていくことが求められていることから、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギー発電の仕組みやスマートコミュニティの姿を分かりやすく解説する。

恒例の「製品コンクール」も
展示会と併催の「製品コンクール」も今年で53回目を迎える。今回は45社が参加を申し込んでおり、製品力・技術力を競う。優秀製品には、国土交通大臣賞、経済産業大臣賞、環境大臣賞などの賞が授与される。

また、特別講演会が28日午後1時30分から行われ、京都大学大学院工学研究科藤井聡教授が「国土強靭化とアベノミクス」と題して行われる。