混沌時代の販売情報力、黒川想介(99)

2014年2月5日

商談が終わると「うちの工場を見ていって下さい」と言われる時がある。今ではこのような誘いも少なくなった。工場見学といえば、1990年以前にはひんぱんに行われていた。顧客側も見てもらいたい、営業側も見たいという意欲があった。この頃の販売員は、自分達が売っている機器や電気部品が製品や製造現場のどんな所に、どんな使われ方をしているのかを自分の目で確かめたいという好奇心があった。工場側では生産している製品に愛着をもって欲しいと思っていたし、苦労して自動化を推進している製造現場を見せたいという誇らしい気持ちがあった。 競争の激しい現代では秘密にしている部分も多いのであろうが、以前のようにひんぱんに工場見学…