ジック 新機軸のセンサを投入 田冨正大代表取締役社長

2014年1月8日

2013年12月期の売り上げは、計画を若干上回る前期比29%増の28億円強となり、2期連続で過去最高を更新した。

各種産業用センサ、安全システム、自動認識・レーザースキャナなどの製品群で、それぞれが2桁アップの売り上げを示した。中でも大型プロジェクトであった物流システム向けに、読み取り率が業界最高水準の自動認識機器が採用された。これには6年前から取り組んできており、当社が強みを持つカメラ技術による究極に近い全自動システムとして稼働している。また、レーザーレンジセンサが、港湾の衝突防止や交通システムでの車両検知用として市場の評価を高めている。セーフティ機器も需要が回復してきており、前期比約15%アップとなっている。

14年12月期は、今期のような大型プロジェクトはないことから実売り上げでは今期比横ばいになりそうだが、このところのユーロ高を克服し、十数%は伸ばす計画である。

物流システムは、昨年ほど大きくはないものの、引き続きいくつかの案件が見込まれている。さらに前期、市場で試験的に取り組んできたRFIDシステムを、レーザースキャナと組み合わせたハイブリッドシステムとして市場への浸透に取り組む。さらに、3Dビジョンシステムや、レーザースキャナと赤外光を組み合わせ自動車の安全走行状態などが判別できるといった、いくつかの新機軸の製品も予定している。

セーフティ機器のライトカーテンもコモディティ化製品になってきていることで販売方法が難しくなってきているが、当社の強みを生かしながら他社との差別化を図っていけるような方法を考えていきたい。

ジック本社の売り上げも13年度は前期比4~5%伸びている。現在、20年に売り上げを13年の1400億円から、2倍の2800億円を目指した計画を推進しており、日本法人も引き続きチャレンジしていく。