混沌時代の販売情報力 黒川想介 新規需要を追いかけ内需要拡大

2013年12月4日

日本は90年代には成熟社会に入っている。近代的、文化的生活をする上で、必要な物が一応そろっているのが成熟社会である。販売員達に「今度の賞与が予想より10万円くらい多かったら何を購入したいか、または何がしたいか」と聞いてみると、大部分の販売員は少し考えて言う「まあ、とりあえず貯金します」と。各人色々な事情はあると思うが、もし同じ質問を新興国の人にしたら、即座に欲しい物やしたいことがあるという言葉が返ってくるだろう。成長期の日本もそうであった。 このような欲求の差が、それぞれの国の勢いの差となって表れる。欲求が即座に出てこなくなった成熟国は必然的に国に勢いがなくなってしまうのだろうか、と言うとそれ…