日本スぺリア マレーシアにR&Dセンター 東南アジアの技術ニーズに対応

日本スペリア社(大阪府吹田市江坂町1―16―15、TEL06―6380―1121、西村哲郎社長)のマレーシア現地法人である「ニホン・スぺリア・マレーシア」(NSM)は、同社工場内に「NSマレーシアR&Dセンター」=写真=を開設、9月14日から業務を開始した。

日本や米欧の企業が製造拠点を東南アジアへ移す動きが加速する中、同社でもアジア地域の顧客が増えていることから、迅速な技術サポートや新市場に向けた製品開発、生産技術と品質向上に取り組む拠点づくりのため開設した。

R&Dセンターは、工場の1階スペースの一部を改装したもので、走査型電子顕微鏡(SEM)、高周波誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP)などの最新機器を設置している。スタッフは3人。

同社の海外研究拠点としては、オーストラリアのクイーンズランド大学と共同での「日本スぺリア電子材料製造研究所」に次ぐ2カ所目。

14日の開所式で西村社長は「顧客のニーズをよく理解し、製品開発や技術サポート面でニーズに迅速に応えたい」とあいさつした。

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