オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

耐塩害型のクーラーオーム電機が2機種発売

オーム電機(浜松市北区細江町中川7000―21、GEL053―522―5555、戸塚しづ子社長)は、耐塩害仕様の屋外電子クーラー(冷却能力100W・210W)2機種を発売した。 塩害地では、配電盤、制御盤の防錆対策がますます重要になっている。 そのため同社は、外気に触れる盤外部分の鋼板はすべて錆びないステンレスを採用、さらに盤外カバーには粉体塗装を施した屋外電子クーラーを開発したもので、耐塩害仕様のため安心して塩害地の屋外でも使用できる。 新製品は、屋外・耐塩害仕様のほか、省エネ効果も大きい。高効率冷却で消費電力を61%削減(同社従来品比)でき、しかも必要がないときは盤内ファンを停止させる省エネモード設定が可能。また、ペルチェモジュールを使用しているため、コンプレッサーがなく低騒音・低振動。 このほか(1)フィルターレス。ファンモータは+ドライバーで簡単に着脱できる(2)小型で狭いスペースへの設置に最適である(3)省ドレン設計などの特徴を持っている。 機能は、冷暖自動切替、盤内高温異常検出、メンテナンス時期お知らせタイマー、ファンモータ停止異常検出、温度センサー異常検出、電源部温度異常検出、ペルチェ異常検出、電源異常検出と充実している。 機種は、冷却能力100WのOCE―100BEC―AW、同210WのOCE―200BEC―AW。定格電圧はAC100V~240V。