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モジュラー型表示器付きコントローラ●22ミリ丸穴に取付可能 デジタル、FA業界で初

デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、GEL06―6613―1101、安村義彦社長)は、FA業界で初めてφ22ミリ丸穴に取り付けが可能な、モジュラー型表示器付きコントローラ「LT4000Mシリーズ(3・5型)」を発売した。標準価格は、DIO(入出力)モデル5万9000円から、アナログモデル10万1000円から。従来、操作盤にプログラマブル表示器(PD)を取り付ける場合、PDのサイズに合わせた加工作業が必要となり、専門業者が行うことが多い。 LT4000Mシリーズは、スイッチやランプと同じように、汎用的なφ22ミリ丸穴への取り付けを可能した。盤への取り付けは、一般的なドリルを使った簡単な加工で行え、取り付け作業時の手間とコストを削減できる。 また、同社従来品(LT3000シリーズ5・7型)に比べ、操作盤での設置に必要なスペースが、厚みで17%、体積で43%削減できる。 専用分離ケーブルを使うと、操作盤側の設置スペースがさらに削減でき、操作盤と制御盤が離れている設置場所などにも対応可能になり、操作しやすい場所への取り付けも可能で、設置場所の選択肢が広がる。 コントローラ機能は、デジタル入出力を標準搭載し、アナログモデルはアナログ入出力も標準搭載している。さらに、PLCや温調計、インバータ、サーボなど各種の制御機器との接続も可能。 安全規格や船舶規格など、各種海外規格にも対応済み。 機種は、DIOとアナログで全8機種を完備している。 生産装置の省スペース化や小型装置への設置ニーズに応えて、包装や食品加工、搬送などの生産現場で用途展開を見込んでいる。