オムロンガ監視リレーインバータノイズ耐性向上

オムロンは、装置や機械などの過電流・過電圧、不足電流・不足電圧、欠相・逆相、電圧不平衡などを検出する電源監視リレー「形K8AK/K8DSシリーズ」を発売した。

標準価格は7200円から。

近年、新興国市場において、不安定な電力事情が原因で発生する装置や機械の誤動作、不十分な保守点検に起因する電源ケーブル誤配線によるモータの誤回転、電源端子部の接続緩み(断線)によるモータ焼損、インバータにノイズフィルタを設置していない装置や機械の発熱などのトラブルが多発している。

形K8AK/K8DSは、インバータノイズ耐性を向上したことにより、装置や機械にノイズフィルタを設置していない場合でも、インバータノイズによる監視リレー自身の発熱を抑制するとともに、電源トラブルが監視できる。

電源(電圧や電流)の異常や欠相、逆相、温度などを検出し、電源異常に起因する誤動作やモータ焼損などのトラブルを防ぎ、装置や機械を保護し、復旧作業時間を短縮する。

グローバル標準DIN48330に準拠した、スリムなDINレール取り付け形状(幅17・5ミリ/同22・5ミリ)を採用、装置の小型化や制御盤の省スペース化に貢献するほか、ワールドワイドな電源仕様と、UL/CSA/CE/CCC/KCの海外規格に対応する。

同社では、顧客の要望に応じた設定値に固定した状態での出荷も可能としている。

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