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エアコン用端子台生産工場オータックス、タイに建設 来年3月稼動

オータックス(横浜市港北区新羽町1215、GEL045―543―5621、富田周敬社長)は、エアコン用端子台の生産工場をタイに建設、来年3月に稼働する。建設場所はバンコクから約2時間のタイ中部・プラチンブリ県で、今年10月に着工する。 新工場は敷地面積1万6000平方メートルで、来年3月竣工の第1期工事で、建屋面積3000~5000平方メートルの規模の2階建てを建設。その後第2期工事を行い、トータルで建屋面積1万~1万2000平方メートル規模にする。投資額は、土地、および第1次建屋建設などを合わせて約3億円。 自動機などの生産設備は中国・深〓の中国工場から移管する。「チャイナプラスワンの拠点として、BCP(事業継続計画)などのリスクの分散を図りながら、より顧客に近いところで生産していく。自動化工場を目指しながら迅速な納期体制を構築する」(富田社長)方針。スタート時の従業員数は60人を予定。 同社の海外工場は中国3カ所(深〓2、無錫1)、韓国、マレーシアに次ぐ6カ所目。タイは日系の電機や自動車関連の企業が多く進出しており、エアコン用端子台も大きな需要がある。同社はネジの生産も無錫工場で行っており、端子台のネジも含めたすべての生産を自社内で一貫生産できる高いコスト競争力と生産能力を有しており、エアコン用端子台でも高いシェアを確保している。