フエニックス・コンタクト棒端子用の圧着工具校正サービスを開始

2013年3月6日

フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、tel045―471―0050、青木良行社長)は、棒端子(フェルール)用圧着工具の校正サービスを開始し、圧着品質の向上に取り組んでいる。このサービスは、圧着工具が時間の経過や使用回数などによって、少しずつ圧着の品質が変化することから、定期的なメンテナンスで圧着の信頼性を向上させるもの。

校正では、圧着工具のカム機構を調整して、ラチェットが正常に動作し、適正な圧着力が確保できるようにする。また、DIN
EN60947―1、DIN
EN60999―1―2に準拠した引張強度試験や、各部ねじが緩みなく締め付けされているか、ラチェットが正常に動作するかなどといった外観、動作などの確認も行う。

校正で正常な動作が確保できないときは、消耗品である圧着、ダイおよびスプリングの交換も行う。

校正後は、引張試験、外観確認、動作確認結果を記載した検査証明書を発行し、検査年月がわかるラベルを工具に貼る。

校正サービスには、対象圧着工具によって、圧着工具の新規購入時に検査証明書を付けて出荷する「サービスA」、使用している圧着工具を預かって検査証明書を発行する「サービスB」、圧着工具のダイ、スプリング交換、および校正を行う「サービスC」の3つがあり、いずれも有料。

同社では圧着回数5000回、使用期間1年間を目安に工具の校正および圧着の実力値を測定することを推奨しており、定期的な工具の校正実施で、工具自体のメンテナンスだけでなく、工具を使用して圧着するケーブル、それを接続する配・分電盤、制御盤、電子機器などの品質確認と、トレーサビリティ確立にもつながる。