ジェイティエンジニアリング(東京都墨田区横川1―17―7、TEL03―5610―7605、田口敏夫社長)は、食品業界に特化した工程管理ソフトウェア「JoyFood(ジョイフード)」を開発、2月末から販売を開始する。(1面参照) JoyFoodは、市場での要求が高まっている食の安心・安全に対して不可欠なトレーサビリティの構築に特化し、使いやすさと導入のしやすさを兼ね備えた新しいコンセプトで開発した。 機能を必要最小限に絞り込んでパッケージ化することで低価格化を実現するとともに、使いやすさを考えたシンプル機能と視認性の良さで、導入後すぐに活用できる。 同製品を導入することで、製造データの詳細管理による品質向上、廃棄ロス・誤投入の防止などのトラブル対策に繋がり、しかも在庫情報をリアルタイムで把握出来ることで、在庫回転率の向上にも貢献する。 また、手書きなどで行われてきた作業日報や伝票管理・受入登録・処理などを電子化することで正確な製品履歴管理が可能になり、原料投入時の使用期限チェックによる投入ミスの低減なども図れる。さらにスマートフォンやタブレット端末に対応しており、製造現場でも簡単に入力作業ができる。そのほか、IP54に準拠したハンディターミナル(パナソニック製JT―320HTのみ)を標準採用しているので、水や粉物などを取り扱う現場でも使用可能、他のJoy製品と連携した柔軟な拡張性により、収集データのさらなる有効活用や、用途に合わせたカスタマイズ化などにも対応できる。