オムロン ソーラー発電の電気利用効率を大幅改善逆流防止リレー好評

2013年2月20日

オムロンは、公共・産業用ソーラー発電設備で発電された電気エネルギーの逆流を防止し、電気エネルギーの利用効率を大幅に改善する、逆流防止リレー「形MM1X―PV」を好評発売中である。

MM1X―PVは、太陽光パネルで発生した電気エネルギーが逆流し、パネルを破壊することを防ぐメカニカルリレー。メガソーラーなどの公共・産業用ソーラー発電設備で、複数の太陽光パネルから出力される電気エネルギーを集電し、パワーコンディショナなどへ供給する接続箱内に設置して使用する。

接続箱には、充電した電気エネルギーがパネルへ逆流しないよう、ダイオードなどを用いた逆流防止機能が搭載されているが、ダイオードは電気エネルギーの大きさに応じて発熱する特性があり、接続箱の放熱対策が必要な上、電気エネルギーを損失し利用効率が低下する課題があった。

形MM1X―PVは、リレーとダイオードを一体化した構造で、内蔵するリレー接点の開閉により電気エネルギーの流れを制御する。従来のダイオードに比べ、接続箱の電気エネルギーの損失量を約70%低減し、内蔵するダイオードの発熱を大幅に抑制する。

同社が行った実測値では、従来のダイオードの場合、1回路につき電流8A時で7・2Wの消費(損失)があったが、MM1X―PVの消費は、同2・2Wで、1回路あたり5W(70%)の効率改善を実現した。

さらに、ダイオードの発熱を抑制したことで、放熱対策として従来から用いられてきたスチール製の接続箱に換え、樹脂製の接続箱が使用でき、大幅な軽量化も可能となる。