分岐点

2013年1月16日

明けましておめでとうございます。本年もご愛読のほどお願い申し上げます。産業界首脳の年頭あいさつは、景気回復へ新政権に期待を寄せる声が大きかった。安倍政権も補正予算、来年度予算と切れ目ない経済対策を確約している。

早くも公共事業関連企業は受注増加を見越して機材の手配に入った。首都圏のある中堅リース会社は土木・建設機械、発電機の予約で在庫が払底し、中国から急ぎ輸入することにした。電気専門技術者を派遣し、機械の電気回路の指導に当たっている。他社も貸し出す余裕はないはずとの話である。思わず笑顔で取材した。

土木機械が動き、建築機械が動き、発電機も動いているということは、キュービクルや配電盤類の注文が増え、盤用機器も増加が見込める。そして、次に電気制御機器に好影響をもたらす。制御機器商社の社長は「土木という『根』が動いているが、その速度は予想以上に速い。電機への波及も間近」と推測する。

日本の産業は公共投資との関連性が高く、緊急経済対策への期待が高まるのも頷ける。制御機器も公共投資に左右されるようになってきたが、別の見方をすれば、FA分野からインフラ系へと市場が広がっているといえる。先行き数年間は、公共投資関連業種へ販売の手を緩めることができない。うれしい動きである。