音羽電機工業の「雷写真コンテスト」 グランプリに「忍び寄る閃光」

雷害対策機器メーカーの音羽電機工業(兵庫県尼崎市名神町3―7―18、tel06―6429―3541、吉田修社長)が主催し、富士フイルムが後援する「第10回雷写真コンテスト」の結果が発表され、グランプリに富山県の黒﨑宇伸氏のタイトル「忍び寄る閃光」=写真=が選ばれた。 同コンテストは、「雷の写真を通じて雷のことをよく知ってもらおう」をコンセプトに、同社が主催し毎年開催されている。10回目となる今回は、国内はもとより海外を含む各地から多数の応募があり、グランプリ、金賞、銀賞各1点、銅賞3点、学術賞2点、佳作12点が選ばれた。 審査委員は、東京大学生産技術研究所石井勝教授、静岡大学横山茂客員教授、NPO法人産学連携推進機構妹尾堅一郎理事長、プロダクトデザイナーの喜多俊之氏、音羽電機工業吉田修社長の5人で、10月29日に同社東京本社(東京都中央区)で審査が行われた。 グランプリ以外の主な受賞者は次の通り(敬称略)。▽金賞=堀内勇(和歌山県)「局地雷雨」▽銀賞=辻本直之(東京都)「スカイツリーと稲妻」▽銅賞=岡本敏男(広島県)「Uターン」、田中安秀(鹿児島県)「燃え上がる桜島」、平岡晃一(岡山県)「突然の雷雨」▽学術賞=吉岡敏夫(福井県)「T字雷雨」、栗林由美子(福岡県)「雷の角」。 審査員の一人である同社吉田修社長は「今回は10回目となる記念すべき雷写真コンテストとなった。雷写真は自然現象を撮るという単純さから芸術の領域に拡がりを見せ、さらに学術的に貢献する写真も多く、主催者として喜びに溢れる10年であった。今年は例年に比べ雷が多く発生し、人身事故や電気設備への雷被害が顕著に起こっている。多雷の中、雷写真の応募もたくさんあり審査員も苦渋の判断となった。若い人達の応募が増えており、雷に興味を持つ人が増え続けていくことを願っている」とコメントしている。 また、グランプリを受賞した黒﨑宇伸氏は「危険を伴う雷の撮影には、雷雲の情報をリアルタイムに知ることがとても大事だと思う。撮影した雷は2時間以上鳴り続け、アングルを変えながら撮影を続行した。富山湾を横断して足元に届く閃光を見た時には、感電したかのような衝撃が走った」とコメントしている。 なお、同社では次年度も同コンテストを開催する予定である。

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