わが社の’13経営戦略 原価低減、人材育成に重点

2013年1月9日

昨年は、この欄で貿易収支の赤字、為替の円高推移、消費税問題の浮上などが輻輳して景気の先行きが読み切れない状況が続くと語ったが、予想通りになってしまった。トランス業界も厳しい経営環境であった。

そうしたなかで、当社も夏場まで売り上げが落ち込んでいたが、9月から中型トランスの受注が急増し、今年1月まで生産のフル稼働が続く見込みである。その結果、2012年12月期は後半盛り返して売り上げが微減にとどまる見通しにある。

今年の景気は、3年振りに政権が代わったので、先行き明るくなると思うし、そうなるよう期待している。大手企業は株高、円安に振れ、3月期決算が良くなる。産業界のムードが変わる気がする。ただ、製造業が中国、アジアへ生産をシフトしており、楽観はできない。

当社としては、営業強化、製造コスト削減、人材育成に重点を置き取り組んでいく。そして、13年12月期は売上高10%増加を目指す計画である。

営業では、いろいろな媒体を利用する。電子部品商社のネット通販に製品を掲載したほか、自社ホームページの充実を図る。同時に、当社はいろいろな業界と取引しているが、既存のお客様をより一層深耕することに注力していく。また、医療機器、食品機械、防災分野の市場をさらに開拓する方針である。

製造では、これまでもコスト削減を進めてきたが、さらに製造原価の比率の大きい材料費を見直しする。鉄心は価格が下がってきたものの、マグネットワイヤーは高値水準にある。材料費削減対策が一番の問題であり、輸入材料の採用を検討せざるを得ない。サンプルを取り寄せて材質など実証段階だが、今のところ品質が安定している。

人材の育成にも取り組む。技術の継承を進めるうえで、社内教育だけでなく、労働環境の改善も図っていきたい。