わが社の’13経営戦略 生産合理化を一層徹底

昨年、国内では大震災復興の遅れ、円高推移、海外では欧州金融危機、中国などの経済成長の鈍化など国内外で経済不安がついて回った。

こうした中で、当社では徹底して生産合理化に努め、製品開発から金型製作、成形・プレス加工および自動機導入の組立まで、一貫生産体制を強化して効率化を図ることができた。営業は新規開拓を優先して取り組み、取引先を拡充している。昨年10月期決算は売上高が2%減少の46億円強であるが、生産合理化により利益は前期並みを確保できた。

今年10月期は、景気見通しが悪いとの前提で売上高、利益の目標を前期並みに設定し、「東洋技研は研究と努力に生きる」の経営理念のもと品質、サービス、生産合理化に力点を置いて取り組んでいる。

とくに、「今期は生産合理化の年」と位置付け、引き続き生産管理システムの見直しを行い、モノ造りの合理化をより一層進める。信頼性の高い安定した製品は生産技術の開発と生産設備の進化から生まれるので、創業以来、自前で生産機械を開発し自動化・効率化を図ってきている。今年は納期をさらに短縮するため生産性向上へ設備更新に拍車をかける。

営業部門は細かいサービスにより気を使い、販売代理店と一緒に新規ユーザーの獲得に全力を挙げる。商社との共栄方針は昔から一貫しており、信頼関係が強いのも当社の強みであり、この方針は変えないし、むしろ強める。そのためには、価格競争を避けて適正な利益を上げられるよう、付加価値の高い新製品を今後も開発していく。各種端子台、インターフェイス、ターミナルボックスの開発のほか、太陽光発電関連でも開発に取り組んでいる。

輸出にも力を入れる。中国、タイ、インドネシア市場を開拓し、現在の数%の比率を高めたい。当社は生産の自動化で海外よりも高品質でしかも安く製造でき、納期も短い。お客様に安心して使っていただける。

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