エニイワイヤ 三菱との協業深化今期売上げ15億円目指すデジタルリンクセンサシステムiQSS第1弾発売

2012年12月5日

エニイワイヤ(京都府長岡京市馬場図所1、TEL075―956―1611、齋藤善胤社長)は、三菱電機が推進するセンサソリューション「iQ Sensor Solution」(略称iQSS)のパートナーメーカーの第1弾として、デジタルリンクセンサシステム「AnyWireASLINK」を開発、本格的に販売を開始し、三菱電機との協業を深化させる。一方、データセンター用監視システムや、流通業のコンベア仕分けシステムなどの事業が好調に推移しており、今期15億円の売り上げを目指す。

三菱電機は、生産設備の開発から保守までのトータルコスト削減をコンセプトに、事業展開を行っている。iQSSは、同社のシーケンサ(MELSECシリーズ)に接続したエンジニアリングツール(GX
Works2)だけで、簡単にセンサの接続・調整ができる。複数の産業用センサが一括管理でき、立ち上げ・モニタ・パラメータ設定などが簡単に行え、作業者の負担を軽減する。さらに、センサの状態やエラーを製造現場のプログラマブル表示器などで把握することができ、センサが壊れる前の予知保全が可能となる。

産業用センサは高機能化に伴い、センサが壊れる前の予防保全への取り組みが求められており、こうした課題に対応するシステムである。三菱はiQSSの本格展開に伴い、事業パートナーとなるセンサメーカーを選定しているが、その第1弾としてエニイワイヤとの協業を加速させる。

エニイワイヤのAnyWireASLINKは、iQSS対応のアプリケーションで、三菱のシーケンサ、表示器などとセンサ制御をシームレスに結合する。

デジタルリンク機能により、センシングレベルを常に監視。レベルの低下やセンサが故障する前に、交換・調整・清掃などの予防的措置が取れる上、センサケーブル断線検知機能により、センサの断線が検出でき、原因究明に費やす時間を大幅に削減できる。

一般的にセンサ信号がOFFの場合、センサがOFFなのか電線が切れてOFFなのか判断できないが、同機能によりセンサの断線検出を可能にした。こうした機能により、センサの予防保全・予知保全が可能となる。

さらに、センサ感度設定機能で調整工数の削減や、スペース効率の向上が図れる。

同社では「見える化から診える化」をコンセプトに、三菱電機や販社などの協力を得て、AnyWireASLINKの普及と拡販を積極的に推進する。

一方、今年6月に三菱電機京都製作所内に移設した本社兼工場が本格稼働している。同工場は開発から実験施設、製造、梱包作業まで一貫した工程が同じフロアで展開でき、開発から出荷まで無駄なく進行できる。

同社齋藤社長は「AnyWireASLINKは、当社が創業時から展開してきた電源重畳技術を駆使したもので画期的なシステムである。三菱電機と事業提携し2年半が経過したが、三菱は事業の幅が広がり、当社は得意な分野を伸ばすことができ、両社の強みが発揮できてきた。今期の売り上げ目標15億円達成に向け注力していきたい」としている。