分岐点

先日、ある商社経営者にお会いしたとき、「+」(プラス)の書き順を聞かれた。その真意が分からないまま、横線の後に縦線を書き加えると答えた。そうだろう、何事もマイナスから始まる。如何にプラスにするかが、経営、人生において大切なことで、それは後から顕れるもの、と。

続けて、自分に投資しないといけない。「夜中でも必要と言われれば商品を届けた。お客様が総出で作業しているのを見て、慣れないはんだごてを持って手伝った。いつの間にか仲間扱いである」。その会社が大きくなり、当時の社長は会長に就いたが、今でも全面的にお取引頂いていると語る。

そのときは、多分にマイナスをプラスに転じる意識はなかったはず。お客様が納期に間に合って良かったとの思いが先に立って、むしろ喜びを分かち合った方が大きかった。このような経験は大なり小なり積んでいるが、近年は制約があって機会は減っているのではなかろうか。

否、むしろ、横線を引くのは他の人に任せて、自分は縦線を引く役割とする人が増えている気がする。「+」は自分自身、会社自身それぞれの行為で成り立つものである。先行投資の量で、その後のプラスの量が決まると思えば、面倒くさいと留まらずに、今からでも自分の成長に投資して欲しい。その機会はある。

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