JSIA30年の歴史 350名が参加、1992年社団法人化10周年式典 同年には初の海外技術技術研修も

7.社団法人化10周年記念大会

1992年(平成4年)は、1982年(昭和57年)11月12日に通商産業省から社団法人としての許可を受けてから満10年を経過する年であった。これを記念して、社団法人化10周年記念事業を実施した。

このうち記念大会(式典、講演会、懇親会)は1992年(平成4年)11月12日に東京日比谷の帝国ホテルで、約350名の参加を得て盛大に行われた。

式典では、開会に先立ち、「JSIAの歩み」と題する20分間のスライドを上映し、1973年(昭和48年)に全国団体を結成した当時から今日に至る工業会の歴史を紹介した。

ついで、箕浦鑛一会長のあいさつに続き、来賓を代表して坂本吉弘通商産業省機械情報産業局長を始めとする各界の代表者が祝辞を述べた。

55名の工業会事業運営功労者表彰、著名な草柳大蔵氏が記念講演「情報化社会の新課題」を行った。その後、ディナーショー形式の懇親会が催された。

(2)欧州における盤事情の調査

記念事業の一環として行った第1回海外技術研修は、1992年(平成4年)7月に10日間の日程で行われた。団長は石原勇常任理事(中部支部長)。

ヨーロッパの主要メーカー2社(フランス・メランジェラン社とドイツ・シーメンス社)の盤工場の見学を中心に、参加対象を技術担当部課長クラスに絞ったが、予定人員を上回る36名の参加があった。

また、事前に「ヨーロッパの配電技術と日本の専業盤メーカーの将来」と題する、竹谷是幸コーディネーターによる講義を行い、研修の成果を高めた。

研修の成果は『欧州における配電盤事業と技術動向研修報告書』としてまとめられた。

(3)設立10周年記念誌「JSIA(ジェシア)の歩み」の発刊

さらに10周年史を編集した。その内容は10周年記念大会の模様をビジュアルに紹介することから始まり、記念座談会に出席の役員が、過去を振り返り未来を大いに語った。

8.情報技術の活用

上記業界将来ビジョンの提言を受け、1999年(平成11年)、会員企業における業務改革を実現するための手段として配電盤業界EDIシステムを構築するための電子カタログ(業界統一コード)整備の道筋をつけた。同時に生産管理システムソフト開発研究に着手した。

また、配電盤業界EDIに参加を希望する配電盤メーカー、機器メーカー及び代理店を登録資格とする「配電盤業界EDI推進協議会」を1999年10月に設置した。

2000年(平成12年)には、配電盤業界の情報化におけるインフラの整備・拡充と生産性の向上を目的として、全国中小企業団体中央会「平成12年度情報技術活用型経営革新支援事業」の適用を受け、開発を進めていた「ASP方式生産管理アプリケーション・ソフトウェアの構築」を完成させた。

翌年には、生産管理システムを有しない会員企業のために原価管理を中心とした機能を充実させ、2002年(平成14年)2月から実運用を開始した。これにより、予定原価と実績原価をリアルタイムに把握でき、原価を意識した経営を行うことが可能になった。

なお、原価管理機能のほかに開発した新機能は、在庫管理、納期確認、メール型EDIなどである。普及活動として、概要説明会、実務者教育などを各支部において実施した。このほかに、e―JSIAニュースレターの発行、無料相談室の開設、e―JSIA専用ホームページの開設などを実施した。

デフレ、不良債権など急激に悪化する景況の中で、普及委員会を設置して普及活動を行い軌道に乗せている。(つづく)

(次回は7月25日付掲載)

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