IDEC防爆/機械安全満たすすべての爆発性ガス雰囲気で使えるグリップSW発売

IDECは、世界で初めて防爆安全と機械安全を満たし、すべての爆発性ガス雰囲気で使用できる、本質安全防爆構造グリップスイッチ(イネーブルスイッチ内蔵)「HE2G―X形」をグローバル発売した。標準価格2万2000円。初年度販売目標は1000個。

新製品は、IEC/EN60947―5―8認証製品の「HE2B形イネーブルスイッチ」を内蔵。産業用ロボットの国際規格「ISO10218―1産業用ロボット―安全要求事項」や、米国ロボット安全規格「ANSI/RIA
R15・06」への適合をサポートする。

イネーブルスイッチは、危険区域で作業を行う場合、作業員の意志で機械の起動を許可する装置。OFF↓ON↓OFFの3ポジション動作により、グリップスイッチを軽く握るとOFFからONになる。予期しない機械の突然の動作などで、驚いた作業者がイネーブルスイッチを手から離したり、または強く握り込んでしまった場合OFFになり回路を遮断、機械を停止し、危険を回避する。

HE2G―X形は、世界初となる国内防爆検定合格と、機械安全規格認証を取得した本質安全防爆構造のグリップスイッチと、EB3N形セーフティリレーバリアを接続することで、すべての爆発性ガス雰囲気(Ex
ib
IIC
T6)で使用が可能である。

グリップ部に丸みを持たせ、長さ134ミリと手にフィットする小形・コンパクトなデザインで快適な操作を実現。狭い箇所での作業や手の小さい人でも持ち運びしやすい。明確なクリック感で3ポジションがしっかり確認できる。さらに、保持荷重を約50%削減(同社製品比)。軽量で手の力の弱い人でも無理なく長時間の使用が可能。

アクチュエータから接点まで二重化されており、EB3N形セーフティリレーバリアと接続し、FS1A形セーフティーコントローラや、HR1S形安全リレーモジュールと組み合わせる二重化の不一致検出により、安全カテゴリー4の故障検出も可能である。

主な用途は、塗装ラインなど爆発性雰囲気下でのメンテナンス作業時の安全確保など。

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