車載用の市場広がる リレー

2012年1月11日

リレーは、電気信号を受け、機械的な動きに変換する電磁石と電気を開閉するスイッチで構成されており、電気を使用する機械・装置のほとんどに使用されている。

日本電気制御機器工業会(NECA)の制御用リレーの出荷統計によると、2009年度はリーマンショックの影響で前年比16・4%減の1007億円だったが、10年度はV字に回復し同34・3%増の1353億円、11年度も第1四半期は震災があったものの同3・5%増の339億円と伸長している。

性能については小型、低消費電力、長寿命、高信頼性、高周波特性、静音性に加え、安全性、環境性を重視した製品が数多く登場している。

中でも車載用リレーは、こうした特徴を持つ専用リレーが多数開発されており、自動車1台当たりのリレー個数が増加している。盗難防止やスピードの自動コントロールといったニーズもあり、今後、ハイブリッドカーや電気自動車の増加とともに、市場の拡大が進むものと予想される。

産業機器向けではインバータ、電源機器、エアコン向け、通信向けなどの分野が堅調に推移している。電磁リレーは、SMT(表面実装技術)への対応により、需要増と用途拡大につながっている。また、高周波リレーは高周波機器の増加に伴い需要が高まっている。

光半導体リレーは、長寿命・メンテナンスフリー・高信頼性・高絶縁性など、半導体と電磁リレーの両方の特徴を持っている。特に高速・高頻度開閉に対応し、接触不良がなく、ノイズ発生が小さいことから幅広い分野で需要が高まっている。