複合化など高付加価値化が進展 配線接続機器

2012年1月11日

端子台、コネクタ、配線資材などの配線接続機器は、制御機器を支える中心製品として堅調に推移している。

配線接続機器市場は、日本電気制御機器工業会(NECA)の制御用専用機器の出荷統計によると、2008年度、09年度と2期連続で減少したが、10年度は同22・4%増の1254億円となり大幅に回復した。特に輸出が10・6%の伸びにとどまったのに対し、国内向けは28・6%増と大きく伸長した。11年度の第1四半期は、震災の影響があったものの、総額で同4・5%の減少にとどまっており、今後の回復に期待がかかる。

コネクタ市場単体では、経済産業省の機械統計によると、10年(1~12月)は同26・0%増の4775億円となっている。また、ケーブルアクセサリ・配線ダクト類は約70億円と推定される。

端子台は、小型・薄型化を基本に配線作業の効率化・容易化、安全性の向上、接続信頼性の向上が進み、省配線ニーズに応えるため、コネクタ化や複合化など高付加価値化が進んでいる。配線作業の容易化・効率化、省力化ではスタッド端子台の需要が高まっている。

最近では安全確保と作業の効率化を同時に提案し、配線脱落防止機能を備えた端子台も工事現場などで採用が増えている。ハイブリッド端子台は、サージアブソーバー素子やリレー、スイッチ、断路器、ヒューズ、LEDなど電子部品を搭載し付加価値を高めている。

コネクタは、ネットワーク化の進展やデジタル機器の普及などを背景に用途開拓が進んでいる。スマートフォンやゲーム機などの普及でさらなる需要拡大が予想される。